HOME > 目的別保険相談 > 軽い認知症の父親がいます。車を運転中に事故を起こした場合、保険から補償してもらえますか?
遠方で暮らしている、軽い認知症の父親がいます。
知らないうちに自動車を乗っているようで、事故が心配です。
万一、車を運転中に事故を起こした場合、保険から補償してもらえますか。
路上を走行する自動車には自賠責保険への加入が義務付けられていますが、運転手が認知症の場合でも自賠責保険から保険金が支払われます。
ただし、自賠責保険で補償されるのは、被害者が死亡した場合は最高3,000万円、ケガの場合は最高120万円などとなっています。
そのため、万一の場合には補償が不足してしまいます。
さらに、自賠責保険では物損事故は補償されません。
そこで、任意保険への加入が必要になりますが、認知症の方が運転をして事故を起こした場合、事故の相手への慰謝料や治療費を補償する対人保険と、相手の車やモノに生じた損害を補償する対物保険は補償されます。
一方、人身傷害保険や車両保険については、保険会社によって対応が分かれているようです。
約款などに補償の対象外になるケースとして「被保険者の疾病または心神喪失によって生じた損害」と明記されている場合は補償を受けられません。
この機会に約款を確認したり、保険会社に問い合わせたりするなどして、補償の内容を確認しておくといいでしょう。
それと同時に自動車を売却するなど、お父様が運転できない環境をつくることも検討されてはいかがでしょうか。
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